忍び寄る影

『今日は遅くなってしまった』
そう思いながら、駅から10分強の家路を急ぐ。酔っ払いが千鳥足でボクの前を歩いている。
ポツポツと大粒の雨が降り始めた。ボクはより一層、足早に歩く。酔っ払いを横目に見ながら彼を抜かして行った。
 
しばらくして…。
 
ヒタヒタと忍び寄る足音。ボクはかなりの早足で歩いていたにも関わらず、離れずについてくる。
左に右に進路を変えても、その進路の後ろについて来る。闇が恐怖を増殖させる。
ボクは思わず後ろを振り向いた!
 
そこには…。
 
さっきの酔っ払いが立っていた。一瞬、気持ち悪さで体中の毛が逆立つ。
『ヤバイ!何かされる!?』
 
その瞬間、思わず口を開いていた。
「なんですか?」
すると、その酔っ払い…。
「いや、アンタの真似してついて来てやってるんだよ」
 
 
 
(゜д゜;)ハァッ!?
つーか、オレはお前の後なんざついて行ってねーし!
てゆーか、お前が勝手に左右に寄れてただけだし!
そんなついて来るほど、美形でもねーだろ、お互い!!!
精神的に疲弊してんだから、これ以上疲れさせないでくれ…(ノ∀`)
 
とまぁ、小説っぽく書いてみました(w